おうちえんからはじまり、
「子どもにとって」をいちばんに、
今ではたくさんの仲間と
いろいろな活動をしています。

代表のごあいさつ

一般社団法人Telacoya921代表理事の中尾薫です。2011年4月自分なりに理想の保育を追求して始めた小さな認可外の幼稚園「おうちえんTelacoya921」。そこから様々な活動が広がっていきました。いつもどんな時も真ん中にいるのは「子ども」であり、「子どもにとって」どうあるべきなのか?をブレずにやって来ました。今を生きている私たちが、未来に残せるものがあるとしたら、それは「子どもたちのために!」の想いが基となることだけだと思っています。

私がTelacoya921を始めたわけ

私が20歳で始めて就職した幼稚園は、園児が450人規模の大きな園でした。目の前のクラスの子どもたちを精一杯愛しながらも、行事やカリキュラムに合わせて進む日々。子どもたちとの楽しい日々の中、大人の予定で過ごす子どもたちから、いかに自主性を育むかという難題に苦しみました。
こうして組織の中での保育士、幼稚園教諭として25年余りを過ごしながら、私の側にはいつも趣味としての「海」での遊びがありました。海に出れば、全て自己判断、自己責任です。誰かのせいには出来ません。うみと正面から向き合う自分。そこには社会での立場など全く関係ありません。そして、海はいつも同じ状態であることはありません。それが、怖くもあり楽しくもあるのです。
私自身、幼少の頃は洗髪の度に大泣きをするくらい水が嫌いでした。今でも海の中では常に小さな緊張感を感じています。10代から付き合う海では、「楽しい」が上回っていきます。
しかし、勤めて来た園ではどこも海辺に出かける提案をしても年に1、2回がやっと。山に比べると、海は途端にリスキーな存在になってしまいます。これは、海は怖いけど楽しい、ということを知っている大人が少ないからだと感じました。それを知っている私は、この恵まれた逗子・葉山の環境の中で、山と同じくらい海も取り入れる保育を始めようと考えたのでした。これが長年の理想の保育「子どもの自主性を育む」ことにもつながると信じて。
思い切って開園をしてから、焦らずにじっくりと海の楽しさを子どもたち一人ひとりに応じて伝えて来ました。その結果、海でスノーケリングを楽しみ、月の満ち欠けから潮の満ち引きを感じ、遊びに応じて行きたい海岸や磯を選べるようになりました。夏に熱いと泣いていた砂浜は泳いで冷えた体を温める有難い存在だと気づいたり、怖かった磯の岩場ではビーサンを踏み締めて渡り歩くようになり、海は最高の遊び場へと変わりました。波や雲や風の様子から、穏やかな時とそうでない時との違いを感じ、自ら何が危険なのかを察するようになりました。
Telacoyaの教育は「寸止め教育(私の造語)」です。子どもたちが「やってみたい」と言ったら、「やってごらん」と返します。その代わり、大人は目、耳、心で寄り添い大ケガにならないように寸止めのところで手を差し伸べます。これが「プロ」と言われる大人の腕の見せ所です。その子に必要なアプローチを見極めることが大人の大切な仕事です。子ども自身がヒヤリとする体験は自分の力量を知るために必要です。勇気を持って進むことも、止めることも、自分で決めます。このような経験を重ねた子どもは、何事に対してもよく考えるようになります。勇気を出して挑戦する友だちを心から励まし、認めることも出来ます。
子どもたちは、子どもたちの毎日を自分たちで作り出しています。幼稚園も、保育園も、小学校も。
そこには「子どもを信じる」大人の温かい目が溢れています。
子どもの根っこを育てる栄養素は、自分と生きる、人と生きる、自然と生きることから得られます。そんな環境をこれからもこの地で守り続けて行きたいです。

Kaori Nakanoの
noteを読む

テラコヤテラス

一般社団法人Telacoya921 代表理事、中尾薫と話し合う新しいトークプログラム、「テラコヤテラス(通称:テラテラ)」。幼稚園、保育園、小学校、設立や運営、教育改革について関心のある方、Telacoya921のテラスでくつろぐように、リラックスしてお話ししましょう。場所はTelacoya旅する小学校で行います。これまで立ち上げて来た「認可外幼稚園」「認可外保育園」「オルタナティブ小学校」「未就園児親子教室」「子育て支援者育成」「子どもとしょかん」などなどの苦労話や、想いなどを、失敗談を含めて経験からお伝えさせて頂く対話の時間です。誰かのこれからのヒント!になれば嬉しいです。

地域から見たTelacoya921

「子どものため」の一心で邁進。
子どもにとっても、大人にとっても
心強い存在です。

地元の海や山を遊びまくる
野性の子供たちこそ葉山の子だ!

地元の海や山を遊びまくる野性の子供たちこそ葉山の子だ!というように見える。そして、子供たちは自然に!海と山から何かを学んでおり、人としての基本の基を学んでいるように見える。

内田 正洋

海洋ジャーナリスト

次世代の教育の在り方を
私達に定義してくれる存在です。

次世代の教育の在り方を私達に定義してくれる存在です。既存の教育システムでは補えない幅広い視点と地域密着型教育機関ならではの地の利を生かした海と山、葉山の風土からの学びが日々の生活にあります。

伊藝 徳雄

プロセイラー

Telacoya921のスタッフ

縁の下の力持ち。
Telacoya921のを支えるパワフルなスタッフの
「Telacoya921の好きなところ」をご紹介します。

代表:カロリ

子どもたちの仕事は遊ぶこと!これを何よりも大切にしているところです

ぺたちゃん

毎日みんなで火おこししから行い、炊き立てのご飯がたべられる給食の時間が大好きです!

ひろみ

小さな経験を積み重ねお互いを知り尽くし仲間になっていくところです

まさよ

海や山で、お腹が空くまでずーーーっと遊び込むところが大好きです!

りっちゃん

月に一度の魚の日!新鮮な魚を捌いて食べるのが最高です!

はな

こんなに海に出る小学校は他にはありません!シーカヤックができることが旅小のおすすめです!

マッキー

私は、おやつクラブ時間で、みんなとレシピを考えて美味しいおやつを作るのが大好きです!

アクセス

Telacoya旅する小学校 2F

Telacoya
旅する小学校 2F
〒240-0113
神奈川県三浦郡葉山町長柄556
tel : 046-895-6841

Telacoya921の会社情報

  • 団体名
    一般社団法人 Telacoya921
  • 設立年月日
    2000年1月1日
  • 所在地
    神奈川県三浦郡葉山町長柄556

Telacoya921の沿革

  • 2011年4月
    おうちえんTelacoya921
    個人事業として開園
  • 2014年5月
    一般社団法人Telacoya921 法人成り
  • 2017年5月
    Telacoya921 Beans親子教室 開設
  • 2018年4月
    企業主導型保育事業
    まちの保育園 鎌倉 運営受託
  • 2019年4月
    Telacoya921
    アンバイサー 開設
  • 2020年3月
    おうちえんTelacoya921
    認可外保育施設へ移行
  • 2021年4月
    Telacoya旅する小学校 開校
  • 2023年4月
    Telacoya Compass 開設

テラコヤクニイ

Telacoya921
グループ

認可外幼稚園

おうちえん

Telacoya921

対象年齢 2歳〜6歳(就学前)

Telacoya の保育は、根っこを育てる保育。「自分と生きる」「人と生きる」「自然と生きる」 子どもの仕事は遊ぶこと。厳しく優しい自然と、大人の確かな見守りの中で、思い切り遊んで学ぶ子どもたちは、自分で決めて、仲間を頼って、自分の足で進みます!

ホールスクール

Telacoya

旅する小学校

対象年齢 6歳〜12歳

葉山という地域の特性を生かした独自のカリキュラムで、「旅」と「海」をコンセプトにしています。旅行とは違う「旅」を子どもたちに経験してほしいと思っています。詳しくは、旅小が大切にしているの5つのことをご覧ください!

企業主導型保育施設

まちの保育園 かまくら

対象年齢 2歳〜6歳(就学前)

面白法人カヤックと豊島屋が設置会社となり、Telacoyaが保育を委託されて運営。鎌倉の地域の人たちに、開かれ、愛される園を目指しています。保育は、鎌倉の海や山へ繰り出し、神社やお寺も身近な存在。給食は毎日手作り。給食も保育も自慢の保育園です。

親子教室

Telacoya921
Beans親子教室

対象年齢 1歳〜2歳

一人だと大変だと感じてしまうことも、みんなと一緒なら気持ちが楽になる。赤ちゃんの頃は100%ヘルプだけど、徐々にサポートへ。子どもが育っていく過程はみんな違う。親の出来ることもみんな違う。それぞれのペースで行こう。そんな親子教室です。

子どもサポート

Telacoya921
アンバイサー

子育て中の親子に、地域でたくさんの人が関わって応援出来る仕組みづくり。大人になって学ぶ1年コース。月に2回の学びを経てアンバイサーの資格が取れます。良い塩梅で子育てを応援してくれる人が増え、誰かが寄り添ってくれる地域になれますように。

子どもサポート

地域とつながる
プロジェクト

子どもたちとおとなたちと地域と。ひとりではなく、みんなと繋がってはじめていきましょう。「自分だけ」ではなく「自分も」「みんなも」。「今だけ」ではなく「今も」「未来も」より良くいられるために、大人も子どもも、できることをしていくプロジェクト。

まずは見学 / 体験