保育料無償化?幼児教育無償化? なんでこ〜なるの!?!?

2019年08月14日(水) | 保育

先日 毎年お世話になっている「りんごの木セミナー」に参加。

その中でも、汐見先生の「保育料無償化による波紋」の講座に参加してのことを書きたいと思います。
りんごの木代表の愛子先生もご自身が聞きたいからお願いした!という内容。私もなんでこ〜なるの?と不思議でならない事が多いので、知りたくて参加させて頂きました!

なるほどね〜!とよく分かったけれど「スッキリ」しない。

でも、同じように思っている方たちにせめて、、、、、、「なるほどね〜」とは思って頂きたいので、汐見先生のお話から分かったことをここにアップさせて頂きます。汐見先生、そして愛子先生 ざっくり過ぎましたら申し訳ありませんです!

 

1997年 自国の教育の中で保育、幼児教育を最も重視すること!と定めた!!

のは、ヨーロッパの話。さっそくガッカリ。。。。

幼児期の教育を手厚くする事がその先の国の経済を支えることに繋がる という考え方を始めとして幼児教育重視策というものを立てて、40項目を10年に1度見直しながら国家目標として取り組んで来た。

こうして、幼児教育を大切に考える中で 誰でも幼児期に教育を受けられるようにする後ろ盾として「3−5歳児保育料無償化」という考え方が生まれた。

20世紀の教育とは違う21世紀の教育を考えなければ、国が滅びてしまう。こうしてヨーロッパの国々が取り組みを始め、フランスは近々3−5歳児の教育を「義務教育化」するという動きになってきている。

そのころ90年代の日本は???

この動きさえ全く知らない。。。。
小学校の予備軍のような、おまけのような「幼児教育」への扱い。

しかし!日本も追いかけ始めたよ!2000年頃から。頑張れ!ニッポン!!

ヨーロッパ見てみろよ!日本も3−5歳児の無償化の案を考えよう!増税をして財源を確保する計画を立てよう!
これは教育という観点から見るのだから対象は「幼稚園」にしよう!

こうして「幼児教育無償化号」がいよいよ日本でも作られ、ヨーロッパに勉強に行ったりと走り始めます。
運転手さんは文科省!頑張れ!ニッポン!

2003年 いやいやもう保育園も幼稚園も中身に大差はないのだから、保育園も対象にするべきじゃない?

2006年 文科省が立てた「幼児教育振興アクションプログラム」によって幼稚園、保育園に加えて、認定こども園なる言葉が登場。とにかく幼児の教育を底上げしよう!というヨーロッパを追いかけた考え方が模索され始めた。

2008年 文科省が今後の幼児教育の振興施策に関する研究会などを開き、一生懸命ヨーロッパや諸外国の成功例を学び、追いかけようとする。

幼児教育を「誰もが受けられて」「質の向上とセットで」考えられる教育に対しても無償化へ向かい始めた!!!!

 

2009年 政権交代 チーン。。。。。。

*政権交代が悪かったわけではないのですが。。。。。。。この幼児教育の底上げに向けて!には悪かったかもね。

民主党が掲げる「介護」「医療」「年金」「子育て」を支えるのは全て社会福祉からのアプローチに。

これまで積み上げてきた文科省の研究はお蔵入り。。。。。

社会福祉としての子育て支援の一環としての「保育料無償化」の位置付けになってしまった。。。。

はい!「幼児教育無償化号」は運転手交代!文科省から厚労省へ。

再び 政権交代!!

ところが、、、、、

今の政権は、ここまでの無償化へのアプローチが全く異なっているのにも関わらず、一度も議論せず。

おーい!おーい!元々の運転手さんに戻したらどうなの??
文科省の運転手さん色々研究したでしょ〜〜〜〜〜

おーい!おーい!(せやろがいおじさんみたいになって来た 笑)

運転手は誰なの?
どこへ行くの??

元々は幼児教育の質を上げて、誰もがその教育を受けられるための 無償化だったはず。

何故ならば、その先にその教育を受けた子どもたちが経済的にも国を支える人になるから、、、という考え方だったはず。

無償化やるぞ〜!だけがひとり走った結果。。。。。

何の為に無償化にするのか?の議論がないまま、曖昧に進めた結果、誰のためか、何のためかわからないような仕組みになってしまった今回の無償化。。。。

例えば、、、、、

イギリスは、1週間に30時間までは無償です。1日すると6時間までです。それ以上預ける場合は有償です。

日本は、最大1日11時間まで無償で預かれます!!

こうなったら預けないと損!損!と預けっぱなしにする可能性も出て来る。こんなに長時間預ける国は先進国の中で日本だけ!

合わせて考えられていたのが、働き方改革。

ドイツ、フランスの1日の平均勤務時間は5.5時間−6時間!

だから、預けられる子どもたちも短い時間でいい!

それでも度々 保育園や幼稚園の先生たちがストライキを起こしたりするから、困ることもあるらしい。

さて、日本の1日の平均勤務時間は、、、、、、みなさんいかがですか?

私もアメリカに行った時に、日本人のお父さんはほとんど週末くらいしか家族と一緒にご飯食べないと行ったら「何で?????クレイジーだ!」と言われました。。。。

さて、気になるお給料。これでも日本より多いそう。

 

それからもう一つ!

無償化とセットで考えられていた幼児教育の質の向上。ここには保育士、幼稚園教諭の処遇改善も含まれていたが、無しに。

保育士、幼稚園教諭の賃金は、、、、、先進国26カ国の中で26位!最下位。どうやって質の向上するの???

フランスでは、1997年からの取り組みで10年後には小学校の先生と保育士、幼稚園教諭の給料が横並びになったとさ。

では、最下位の日本ではどうでしょうか?小学校の先生のお給料を100とすると、、、、、何と60だそうです(涙)

それでも保育の質の向上に向けて、目の前の子どもたちのために精一杯やっているぞ!!

さてさて、これが無償化への取り組みと実行への流れ。

なんてガッカリする国なんだ。

でも、それでガッカリして諦めていていいのか??

ただ無償化やっただけ。いいのか?これで。

幼児期に大切なのは勉強させることではなくて、「後伸びする力」「感受性期」を大切にすることだと言われている。

たくさんの子どもらしい経験、発見、実験、体験したものが、後に学問への興味関心に繋がり、その先に経済的に国に返してくれるものになるということ。

今はこんな国の状況だけど、目の前の子どもたちのために 私たちは諦めずに精一杯 子どもらしい時間を過ごせるように頑張るよ!

汐見先生の言葉の中に希望があったのは、、、、、

10年遅れてでも、きっと追いかけるはず

ずっと追いかけ続けるのかよ!!と思いつつも(笑)必ずその日は来ると信じて、幼児教育に真剣に取り組み、向き合っていくしか出来ることって今はない。

というよりも、今できることをとにかくやり続けることだけ。

大切なのは教育。
大切なのは人。

お金に目が眩んでる大人たちが、大好きなお金だって、人が頭使って生み出しているんだから!

いつか私たちが送り出した人が大人になって、国を変えてくれることを信じてる。

今すぐ大人の私たちがこの国を変えられなくてごめん!!でも、君たちの今を守ることに必死で頑張るよ!

絶対に!!!!諦めないって心に誓った1日になりました。

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