言い訳から始まる久しぶりのブログ「自分で決めるおひさま(年長児)の力」

2019年07月04日(木) | 保育

2018年度も無事に終了し、2019年度もとっくに始まってもう7月。

なぜこんなに空いてしまったかというと、ホームページの不具合が続き、なかなか正常運転に漕ぎつけることが出来なかった為。という理由が最大のものではあるけれど、やっぱりそれまでにも忙しさに負けてしまっていたことも大きな原因であることに違いはない。。。。

それでも投稿しなくちゃ!と思えたのは、先日のおひさま(年長児)のシーカヤックの日のこと。

シーカヤック自体が特別なことだったからではなく、日々の生活の中にある「自分へのチャレンジ」やら「自分で決めること」の積み重ねが見えたことが嬉しかったから。

夏の保育の活動の中に、シーカヤックで海に出る活動があります。

いつもは、ニッパーボードで、スノーケルで、泳いで、海に出ていますが、シーカヤックで出る海はいつもよりもちょっと遠くまで行けちゃう。

それが嬉しくもあり、ちょっと、、、いや、子どもたちにとっては大冒険でもあります。

いつもはおひさまの日のシーカヤックでは、何艇かに分かれて、大人1名プラスおひさま数名が一緒に乗って海に出ます。

ところが、今回は違いました。

子どもだけで漕ぎたい!!!

子どもたち数人が、そう言いだしたのです。もちろんtelacoya的には海況を見て判断。南寄りの風だったので、沖に流される事はない。行きはキツイけど、帰りは大丈夫。行きのキツさで挫けて、もし帰りは大人と乗ると言い出すのも受け入れよう。そんな気持ちで「いいよ!」と答えました。しかし、それを聞いていた数人は不安が募ります。
「大人に乗って欲しい」と言いました。もちろんその予定だったし、そちらがマイナスな訳じゃない。「いいよ〜!」

そこで、「子どもたちだけで漕ぎたい人」と「大人と一緒に乗りたい人」に分かれてもらい、配艇することにしました。

男たち3人チームは「オレたち行くぜ〜!」と子どもだけで乗っていいと言う状況に盛り上がっています。チーム名も「冒険ファミリー」と名付けてワクワクが止まらない様子。(でもその中の1人はちょっとだけ不安もありそう。ノリで乗り越えちゃうだろうな)

それに反して、絶対に大人と一緒がいい女子2人はやっぱりそれをちょっと恥じているような表情。そんな事は全くないと言うことをちゃんと伝え、自信を持ってもらいました。大人とだって君たちが漕がないと進まないんだから、大変だよ!一緒に頑張ろうねって。ニコッと笑顔になった2人は顔を見あって頑張ろうね〜とお互いの存在を確かめ合っていました。

自分の気持ちというよりはまだまだ「どっちでもいい」の新入園児のお友だち1名。

本当は大人と乗りたいけれど、すごく嬉しそうに挑戦することを喜んでいる冒険ファミリーチームを見て心揺らぐ5人の子どもたち。その中に、大人は浜で見送って、自分たちだけで向こうの島に向かって漕いで行くのだと勘違いしていた子がいて、大人も1人乗りのカヤックでちゃんと一緒に海に出るし、側にいるよと伝えると、ゾロゾロゾロ〜と「子どもだけ」の方に移動し始めました。

最後まで悩んでいた女子も、友だちと一緒なら、大人が側にいるなら、を何度も確認した上で、ヨシ!と「子どもたち」チームへ。

そうと決まったら、みんな何だか元気が出てきた様子。決めた道へ向かって意気揚々と準備を始めました。

漕ぎ方、前へ、後ろへ、右へ、左へ進む方法、乗り方、降り方を学び、いざ乗り込みました。

冒険ファミリーチームは右や左に迷走しながらも、目指す大人のカヤックに向けて進みます。沖に出てから、右回り、左回りの練習をしたり、大回りをするものの「1、2、1、2、」と自分たちで声を出してパドルを合わせ進みます。

3艇の子どもだけカヤックと大人同乗だけど大きなカヤックを漕ぐ2人が海の上で、迷走しながらも、目指す島へ向かう様子だけでも、感動です。

大人なら10分も漕いだら着くような距離を、子どもたちは30分くらいかけて漕ぎ切り到着しました!

ところが、1艇のカヤックはなかなか迷走が激しくて、同じところを行ったり来たりになってしまい、前に進みません。先頭に乗っているAちゃんがその自分たちの様子に心配になってきてしまいました。

ちょっと怖くなっちゃった。。。。。

半べそ気味になってそういったAちゃん。

私は、そのチームのシーカヤックの側の海上にずっと一緒にいたので「どうする?」と尋ねました。

「・・・・・・・・・・」

「降りる?やめる?」と尋ねると「・・・・・やめない!降りない!漕ぐ!」とAちゃん。

すると後ろのBちゃんも「もう一回漕ぐよ!」「1、2、1、2、」と大きな声を出して漕ぎ始めました。3人で声を合わせて漕ぐも、また曲がっちゃう。右に行きたい時は、、、、「どっち漕ぐんだっけ?」「右だ!」と漕ぎ始めるとあれ〜また反対行っちゃってる〜〜の繰り返しの末、行きたい方向の逆を漕ぐということが身についてきて、頭で考えるよりも身体が先に動き始めました。

すでに到着しているみんなが島の浜から「お〜〜〜い」「がんばれ〜〜〜〜」「こっちむいて〜〜」と大きな声で叫んでいます。そこに見えているのに、その友だちの前を右に左に行ったり来たり。

みんなよりさらに15分近く漕いで、やっとやっとやっとみんなのところに到着!!!

みんなも拍手でお迎え。

やり切ってちょっぴり疲れた笑顔はとても可愛かったです。

そして渡った島を裏側までグルリと探検。

そして、いよいよ帰り。

どうするかな?と子どもたちを見ていたら、、、、、

行きに頑張った仲間と程よいチーム感も生まれて、「帰りも一緒のチームで帰りたい」ということで一致。

激しく迷走したあのチームの女の子たちも「同じチームで帰る!!」と満場一致。全くめげていない。それどころか自信さえ感じる言い切り具合。

こういう時、本当に嬉しくなります。こっそり心の中でガッツポーズしたいくらい。自分のことじゃないけどね。

それじゃ、帰ろうか〜となった時。

帰りは子どもチームで帰ってみる

行きに大人と一緒のチームで来た1人が勇気を振り絞ってそう言って来ました。

すると他の仲間から引く手数多のお誘いが「一緒に乗っていいよ〜」「こっちでもいいよ〜」と。

「自分でどこに乗せてもらうか決めて、自分で言ってね」と声かけると、自分で声をかけに行き、前から順番にどこに乗るのかを相談し始めました。

仲間が増えて嬉しそうな子どもの表情と、行きに頑張る友だちを見て、きっと何かを感じたであろうその子の心の中を感じると、帰りはみんなと帰ろうと思った気持ち、そしてそれを口に出して言った勇気、もうそれだけで拍手です。

その彼女はとても恥ずかしがり屋さん。本当は芯の強い子だけれども慎重でもある。その彼女が勇気を出したことが大人もとても嬉しく誇らしい気持ちになりました。

最後の1人になっても自分で決める

さて、大人と一緒のチームだった残された1人。モジモジしている。「行きに話した通り、自分で決めたことでいいの、それだけ。どうする?」すると「大人とがいい」との返事。「了解!じゃ、今度は大人1人と子ども1人だけだから、頑張って漕がないとね〜」「わかった!」と帰りのメンバーも決まり一件落着。

いよいよカヤックに乗り込む時に「やっぱり子どもチームで帰る。。。。」「おお〜そう!じゃ、どこのチームに乗せてもらうか決めて、自分で」と声かけるとそれもスムーズに決まりました。

すごくすごく迷っていたんだよね。カヤックが海に出てしまう前に よし!って決断したんだよね。間に合ったよ!!!

大きなカヤックに子どもを2人乗せて来た大人は帰りは1人で帰ることに(笑)

「嬉しい誤算です!」と言ってくれました。

帰りも右や左に迷走していたけど、風も手伝ってくれて、行きよりもずっと早く元の浜に到着!

子どもたち全員が大人の力を借りずに、漕いで戻って来たことに大人から拍手!自信に満ち溢れる表情が可愛くて仕方がなかったです。もうすぐある親子dayでは家族で乗ることになっているけれど、子どもたちがまたあれこれ言い出しました。

親子dayも子どもたちだけで乗りたい!!!

せっかくの親子dayだから大人と乗ってあげようよ!

すっかりと上から目線になっておりました(笑)

さて、本番はどうなることやら。

子どもたちの底力を見せてもらって、大人も青空のようにすっきりとした気持ちの良い1日でした。

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