うみねこハウス開所式〜in女川

2012年05月28日(月) | ボランティア

私が昨年からずっと支援しているママサポーターズ八木さんの活動「高白浜草履組合」の作業所がとうとう出来た!
古いTシャツを集めて八木さんに送り、それを仮設住宅のおばあちゃんたちが裂いてかぎ針で編んで布草履を作る。それを八木さんから送ってもらい、こちらで布草履売りをする。
こんな活動が始まったのは、昨年の8月のこと。毎月、どなたかが「草履売る??」と声をかけて下さって、様々な場所で草履売りとTシャツ集めをさせて頂いた。
私の草履売りやTシャツ集めは逗子葉山鎌倉地域限定での担当。でも、そこから知り合いの知り合いが草履を売ってくれたり、Tシャツを集めてくれたりして、大阪や相模原、など私の地元以外でも広がりを見せている。
そして、私のような活動をしている方が日本中にいらっしゃる。そんな支援のカタマリが力となって、八木さんを支えている。

赤い羽共同募金からの助成金や神奈川コレクティブさんからの支援金、そして草履を購入して下さった逗子の方からの大きな資金援助があり、とうとう女川の海まで一直線に見える道の片隅にちいさな作業所と誰でも立ち寄れるちいさな販売所&休憩所の2棟を備えた「うみねこハウス」が開所した。

2012年5月27日(日)
抜けるような快晴の青空の下に100人を超える人たちが開所式に集まってくれた。
女川町議会議長さんや初めから関わっている私たち「かなボラバス応援隊」のボランティアたち、そして、何よりもこんな場所が欲しかったと開所を心待ちにしていた在宅で頑張っている被災した方々。
もちろん草履組合の皆々様も!

前日入りしたかなボラバス応援隊は見渡す限り更地となった場所で小さな小さなガラスのかけらや危険なものを取り除くと言う地道な作業からコンテナハウスにカーペットやフローリングを敷く作業。内装や看板作りなど開所に向けての活動に取り組んだ。

夜は地元の人たちとの交流会でこのところいつもお世話になるさくら集会所でのBBQ。
高白で採れた美味しいホタテから始まり、地元のお母さんたちがみんなでボランティアの為のご飯作りをして下さる。本当にありがたくて、温かくて、おいしいご飯。

私たち逗子からの一行は夜に着いたこともあり、おいしいご飯を頂きすぐに作業に戻った。横須賀のパッチワークキルト協会の皆さんからお預かりした、大変に心のこもった温かいキルトを飾った。これだけで少々殺風景だった内装もグッと暖かみが出た。

逗子からは、この横須賀パッチワークキルト協会からステキなキルトとおばあちゃんたちへのお針セット、逗子の材木屋キリガヤさんからのベンチ3台の寄付、草履購入者の写真たくさん、高白浜草履組合バッグ18枚、逗子の大好きなお花屋さんエキスプレスから開所祝いの大きな盛り花!また、鎌倉のrasoxさんからの今後の製作物の見本などもお届け。

開所式では、八木さんから司会をお願いされ、作業着のままで失礼ながらも司会をさせて頂いた。八木さんとは打ち合わせしては、変更、八木さんには☎がジャンジャン。ちっとも進まない打ち合わせ〜
何とかしてみせるさ!とお互いに笑って迎えた開所式。

会が始まってから、本当は……途中、何度も何度も泣きそうになった。ここまで来たんだな〜という想い。女川の皆さんの頑張り。このうみねこハウスへ大きな期待をする女川の人々のこと。そして、前進あるのみ!で走り続けた八木さんへの想い。
グッと来た〜!
でも、まだ道半ば。これからが本当の勝負!本当に泣ける時が来るまで涙は取っておかないと!と我慢した。

テープカットのセレモニーの後は、獅子舞。女川では各集落に伝わる獅子舞があったそうだ。タイコや獅子はその集落ごとに違い、舞い方も違うそうだ。しかし、津波はその大切な集落の伝統の獅子も、楽器もみんな持って行ってしまった。
小乗浜の獅子舞のセットは偶然に修理に出していた為、無事だった。
その貴重な大切な獅子舞を見ることが出来るなんて、シアワセだった。しかも!頭を食べてもらったよ!!

そして、盛り上がったのは高白浜のトミちゃんが獅子の前に躍り出たこと!
本当は知ってた(笑)みんなが中央の獅子に釘付けになっている間に、トミちゃんは手拭をかぶり直し、タイコの後ろで唄っている男衆の肩をちょんちょんと叩き、扇子を奪ってた。こりゃ〜また何かやるな!とトミちゃんから目が離せず獅子を見ていられなくなった(笑)
獅子の前に飛び出したトミちゃんは、獅子をあおり、軽やかなステップを踏み、獅子は後ずさり!一同大盛り上がりだった。

その後は、負けじと宇田川さんも獅子の前に飛び出した。するとさくら集会所で私たちのお世話をして下さる神山さんのお母さんも飛び出した。そこからは手拍子と笑いとで会場が一つになっていた。

素晴らしい獅子舞の後は、地元のお母さんたちによる「うみねこ音頭」こちらは、コンテナハウスが来てすぐに「ここに何が出来るの?」と聞いて来たおかあさんに「うみねこハウスです」と答えたところ、「あら!じゃぁ開所式でうみねこ音頭踊らせてもらえる?」と言われたそうだ。この踊りの先生。実は東京まで行って踊りのお勉強をして師範まで取ったと言う。道理で!何ともしなやかに踊っていらっしゃったもの♪
ボランティアも地元の人も近くに来ていた他のボランティアの人たちもみーんなで輪になり、ドドンがドン♪と踊った。
これで心も一つさ!

踊りが終わり、コンテナハウス内を見て頂き、そして、じゃんけん大会や東京スカイツリーに行けるくじ引きも開催!見事にスカイツリー行きの権利をgetしたのは石巻から来ていた女性。おめでとうございます!!

楽しかった時間は本当にあっという間に過ぎた。私たちかなボラバス応援隊のバスの時間。必ず、必ずまた来ますね〜今日は本当に呼んで頂きありがとうございました!とお礼を言ってお別れとなった。

これからだ。
この電気も水道もガスも無い「うみねこハウス」が女川の人たちにとってどのような場所になって行くのか。
これからだ。

一夜明けた月曜日の今朝。
9時から、もうたくさんの人たちが集まっていたそうだ。

在宅でも同じ被災者なんです。近所の人がみんな居なくなって一日誰ともおしゃべりしない日もあるの。私たちにも行くところが出来て本当に嬉しい。

ほら、あそこ、ここから見える最初の家がうちなの。津波で並びの家が全て無くなった境目の家。浸水だけで 助かった。でも、近所で亡くなった方がたくさんいる。辛いけど話したい。「今度はうみねこハウスに行けば誰かに会えるわね」本当に嬉しそうだった。

まだまだ出来ることはたくさんある!

*帰りの東北道、どこだったかな?那須だったかな?休憩でバスを降りたら知っている顔が!あれ?逗子の社協の赤塚さんだ!「ぎゃ〜!!どうして〜?」とビックリし合ってたら、バスが隣に停車していた(笑)
逗子社協は七が浜にボランティアに行っていたとのこと!お疲れさまでした〜

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