自分たちで決めると言うこと

2013年12月12日(木) | 保育

telacoya921では、毎日の散歩先も子どもたちが決めます。

海ちゃんと言われる今のtelacoyaで1番大きいクラス(4歳児)の子どもたちが中心になって話し合いをします。

最近は話し合いも上手になり、散歩先が決まるのに5分くらいの話し合いで決まっていました。

この日は一つ下のお山ちゃんも話し合いに参加。

 

海に行きたい!

どうして?

だって拾いたいものがあるんだもん。

トレランしたい!

それならお山でも出来るよ!

海の階段の所で富士山見てお弁当だって食べたいし。

お山にだって富士山見えるとこあるよ。

それにお山でこの前作った木のお家で遊びたいよ。

それならこっちのお山でも木のお家作ればいいじゃん!

前に作った家が大丈夫か見たいんだ〜新しいのじゃなくていいんだもん。

じゃいいよ。

ありがとう!

えぇ〜ボクは嫌だよ。だってどうしても海がいいんだもん。

 

話し合いの中で、海と第一古墳と第二古墳と3カ所に意見が分かれていました。海!と言い張っていても、相手の主張を聞いて「それもいいな」と思えたら移動。3つの集まりが出来て、それぞれの主張をします。相手の話しを聞いて鞍替えする子もいて、増えたり減ったり。

でも、なかなか一つにならない。

2つに分かれても、またやっぱりさ〜と3つになったり。今日はなかなか決まらないもんだから、話し合いの主旨も変わって来ました。

 

 

もうさ、遊ぶ時間短くなっちゃうから早く決めようよ。

そうだよ、お腹だって空いちゃうよ。

だから〜この前作った木のお家のところでお弁当食べたいんだってば〜

じゃ、第一でまた作ればいいじゃん。

そっか。じゃ第一でいいよ。

え〜〜第一で木のお家作ってからお弁当食べるんだったら嫌だな〜食べるの遅くなっちゃうじゃん。着いたらすぐに食べたいもん。

だったら木のお家が出来ている第二にすればいいじゃん。

それなら海でもいいじゃん。海にだって木があるし。

 

30分経過。いや、相手の意見もちゃんと聞いて、自分の意見も言う、そういう話し合いをしようと言ったけど、よく続くな〜と感心。

 

その結果。

話し合いが長過ぎて海は無理なので、第一古墳まで行って、そこからトレランで第二古墳に行って、木のお家ですぐにお弁当を食べてから遊ぶ。そして、明日は葉っぱちゃんが来る日だから、神社に行って遊ぶことまで決めておこう。

となりました。いや長かった、久しぶりに。

しかし、そう決まるとさっさと用意して、出かけて本当にトレランで山を走り、決めた通りにさっさとご飯にして終わると遊び出す子どもたち。しかもみんな一致で「探検しよう」ということになり、行ったこと無い道を進んでみることに。本当に初めての道にお山ちゃんはちょっと弱腰「1番後ろは怖いから嫌だよ」と言い出し、「じゃいいよ。1番後ろにいてあげる」と海ちゃんのKちゃん。隊長はO君ね!と前と後ろを海ちゃんで固めて出発。急な階段や急カーブに出くわすと「ここ気をつけて通ってね〜」と後ろの人に次々と伝達。素晴らしい連携!

「自分たちで決めると言うこと」

そこには、子どもたちなりの責任が生まれます。誰が決めたものでもない。自分たちで決めたこと。大人に指図されたのではない。自分たちで納得して決めたこと。

違う意見の人がいる。

同じ意見の人もいる。

今日は譲れる気持ちになれた。

今日は譲れない気持ちが強かった。

誰かが自分の意見に合わせてくれた、違う意見だったのに。

嬉しい気持ち、嫌な気持ち。

いろんな想いをする。

全部出し合って一つに決まった時「やった〜!」と喜ぶ子どもたちの顔は譲った子も意見が通った子もみんなキラキラしています。そして、その後は後腐れ無く遊べる。これが子どもの世界。この素敵な時代にたくさんのいろいろな想いを人と共に感じることがどれほど貴重なことか!?大人は知っている。大人になってからではなかなか出来ないことを。子どもは知らない。そんな大人の世界。

子どもたちよりも先に生まれた大人は知っていることを子どもに教えたがる。

そう、だから、こういう時間が大切なことを伝えたい。

 

そして、みんなで探検して見た空の色。山の色。葉っぱの色。一緒に寝転んだ時の落ち葉の感触、匂い。すべてが「あの時」の想いと共に一つの箱に入っているのだと思う。いつか、大きくなって、似ている葉っぱの色を見たとき、落ち葉の匂いをふと嗅いだとき、その箱に入っているたくさんの想いと共に思い出されるようにね。

大切な箱を少しずつ集めて、ゆっくり大人になってねと心から願います。

 

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