うどん屋さん開店

2013年11月15日(金) | 保育

毎年、どこかで取り入れている「うどん作り」

今年は海ちゃんの子どもたちから「うどん屋さんやりたい」との声が上がりました。

それは、葉っぱちゃんとお山ちゃんたちに振る舞いたいとのこと。

なるほど、それならやってみましょう〜と言う訳で、おやつをうどんにして一日限りのうどん屋さんを開店させました。

海ちゃんたちは、頭に手ぬぐいを巻いて、手を洗って消毒。やる気満々です!

まずは、粉を計り混ぜます。薄力粉と強力粉をそれぞれ計りボウルへ。そこに塩と水を計り混ぜ合わせて塩水を作ります。その塩水を少しずつ粉へ入れて捏ねて行きました。海ちゃん6名で慎重に捏ねます。最初は手にべったりとついていたのに、捏ねれば捏ねるほど段々とくっつかなくなって来ました。そこで、1人に1枚のジップロックを渡し、その中にうどんの元を入れて踏みました。

ここは、葉っぱちゃん、お山ちゃんにもお手伝いをしてもらいました。いろんな曲に合わせて踏みまくり、広がったものを畳んでは踏み、畳んでは踏みを繰り返すと「あ〜柔らかくなってる!」これが分かると踏むことに対するやる気がグンと増します。
カカトで踏んでみよう!
つま先で踏んでみよう!とロボットみたいだったり、バレリーナみたいだったりで人の格好が可笑しくてゲラゲラ笑いながら、踏みまくりました。

ここで、休憩!頭の手ぬぐいを外して、その中に大切な大切なうどんちゃんを包み寝かせます。テーブルに手ぬぐいに包まれたうどんちゃんたちがスヤスヤと眠っています。

その間に散歩へ!

散歩から先に戻った海ちゃんたちはさっそくうどん屋さんの開店準備。

まずは全員でうどんちゃんを綿棒でのばして切る作業。一巡したところで開店準備を分担します。これは子どもたちに任せてみました。うどん屋さんの仕事の中でどんなことをしたいのかを話し合い取り組みます。

気がつけば接客をしたいという女の子たちの仕事がかぶってかぶって効率悪い感じ。でもそのまま見ていると、さっと気付いたMちゃんがみんなと違う仕事を探して取り組み始めました。ほほ〜と感心していると、O君も誰も手を付けていない作業を見つけて「こっちやってもいい?」とみんなに声をかけました。すると「私も〜」と全員がその仕事に移動して来る。そこで、O君が「ここはO君がやるんだから、みんなは違うところやって!」と一言。

そんなこんなのうちにそれぞれが人と違う仕事を探す

そう言う意識で動き始めました。私は心の中で拍手をしながら、子どもたちの動きを観察(笑)

へぇ〜そう来たか!

ほほ〜それね!

おもしろい仕事っぷりです。自分で見つけた仕事をさも忙しそうに、本当に働いているように動き回ります。

お客さんが長蛇の列になることを想定したのか?「ここでおまちください」という看板を作り、廊下にそれを貼り、座布団を並べる子。

何度も何度もテーブルの食器のセットをキュッと直して回る子。

ひたすら1人でうどんを打ち、切り分ける子。

茹だったうどんを小皿に分けて、均等に分けられているかを何度もチェックし、1本のうどんを足したり引いたりして真剣に調整する子。

どうしても仕事が自分で見つけられずに、友だちの仕事を手伝う子。

忙しなく店を見回るKちゃんは気分はまるで店長さん!自分の店の店員さんに声をかけるように「あなたよくやってるわね」などとそれぞれの仕事に従事する友だちの肩に手をおいて声をかけ、ニッコリ(笑)

そして、開店です。

「何名様ですか?子ども用のイスはいりますか?」⇒ よくそういう風に聞くよね〜

「予約していますか?」⇒ どれほどの名店なのでしょうか?(笑)

「こちらでお待ち下さい」⇒ 空いていても待たされます。せっかく作った待ち合い室ですから!

「2名様はいります」⇒ 今度は居酒屋風

葉っぱちゃん、お山ちゃんたちが「美味しーーーーい!」と叫びながら食べれくれて、お店の方たちも「ありがとうございます!」と嬉しそう。そして、いつものおやつの通りに「ごちそうさまでした〜」と言った後に自分でお皿を下げようとするお客さまたちに「あっ!お客様そのままでそのままで〜」と慌てて制止。「あーそうか。ここは店だからこのままでいいんだな〜」と改めて言うT君。

全てのお客様がお帰りになり、食器を下げて、テーブルを拭いて店を片付けてホッ!

さてやっと、賄いの時間です!「おつかれさま〜」「いただきまーす」

仕事を終えて食べるうどんの美味しいことったら!?何だかビールでも一杯飲みたいような充実感でいっぱいの笑顔を見せてくれた海ちゃんでした!大変にお疲れさまでした。

何だか、このおもしろいうどん屋さんを通して今までのtelacoyaの活動への取り組みにちょっと自信が持てました。小さな確信を持てたというのが正直なところかもしれません。大きな園にいた時は、役割分担を大人がしてしまうこともあったし、「役割分担を自分たちでするように」という名目の元に話し合いの時間を持って立ち会ったりしました。

しかし、今回は年中さんである海ちゃんたちが、最初こそ仕事がかぶり同じ仕事をしてはもめたりしていましたが、次第に自分自身で仕事を探して、見つけて、取り組んで、なおかつ友だちのしている仕事との調和の取り方などは感心するほどでした。年長児顔負けです。

こういうことが自然に出来るような子どもたちであって欲しいと常に願って来ました。そういうことを視野に入れて、日々の活動の中でちょっとした声かけをして来たつもりでした。3年目にして、ちゃんとこの子たちが形にして見せてくれた!そんな感謝の気持ちが溢れて来るような日となりました。

 

 

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